意外と多い!住宅本体以外に必要な諸費用

前回の投稿で、住宅本体以外の諸費用が予想外に必要になることが計画書を見てわかりました。

これから注文住宅を建てようと思っている方は、どんな費用が必要になるのか詳細に知りたい方もいると思うので、私たちの場合どんな費用が必要だったのかをここでは書いていきたいと思います。

諸費用一覧

諸費用の一覧と概算の金額を表にするとこのようになります。

項目金額(万円)
所有権移転登記費用50
仲介手数料
消費税
付帯工事費130
照明工事40
カーテン工事40
エアコン工事70
太陽光発電工事0
基礎補強工事0
外構工事200
建物登記費用35
火災保険15
つなぎ融資費用10
祭事費用10
建築現場への差し入れ5
近隣へのあいさつ費用2
収入印紙代3
不動産取得税(土地、建物)
確認申請費50
浄化槽申請手数料4
浄化槽管理組合費5
浄化槽放流同意書7
最終桝引き込み工事費用20
引っ越し費用10
廃品回収費用5
合計711万円
あくまで見積もりなので、実際の金額とは異なることをご了承ください。
また、消費税のような我が家の購入金額がわかるような部分については金額は入れていません。

見慣れない項目もあると思うのでそれぞれの項目について簡単に説明したいと思います。メーカーによっては本体価格に含まれる項目もあるかもしれないので、見積もりのタイミングでどこまでが価格に含まれるのかしっかりと確認しておきましょう。

土地関連

所有権移転登記費用

土地の所有権の移転登記手続きを行うのにかかる費用です。
手続き自体は司法書士の方に代行してもらうことになるので代行費用ですね。

仲介手数料

土地の仲介を行った不動産会社に支払う手数料となります。
大体土地の価格の3%くらいが相場みたいです。

住宅周辺工事

消費税

当たり前ですが住宅を購入するときも本体価格とは別に消費税がかかります。
見積もりの金額の際には、消費税込みの価格なのかしっかりと確認しましょう。

付帯工事費

屋外の排水工事やエコキュートの取り付け工事費のような住宅の外側で工事が必要な作業の費用になります。

照明工事、カーテン工事、エアコン工事

こっちは屋内で取付工事が必要な作業の費用になります。
二世帯住宅の場合、どうしても部屋数が増えることになるので通常の注文住宅に比べてこれらの費用が高くなると思います。

人に見せない部屋のカーテンはニトリなどで既製品を購入したり、エアコン本体はネットで購入して工事だけお願いするなど予め節約できる方法を考えておくとよいかもしれません。

太陽光発電工事

我が家は太陽光発電はつけなかったので0円でしたが、取り付ける場合は工事費用が必要になります。

基礎補強工事

事前の地盤調査で、家を建てる前に地盤の補強が必要になった場合の工事費用となります。我が家は補強は不要だったので0円でした。

外構工事

諸費用の中で一番大きな費用になるのですが、家を建てることが優先されて割と後回しにされがちな部分かもしれません。予め外構工事用の予算しっかりと確保しておきましょう。

住宅建築諸費用

建物登記費用

土地同様に建物の所有権の登記手続きを行う際にかかる費用です。
こちらも司法書士の方に代行してもらうことになるので代行費用ですね。

火災保険

せっかく新築の家が出来ても火災にあっては大変なので火災保険に入るための費用になります。今は5年分を一括して払うことになるので結構大きな額になります。

つなぎ融資費用

住宅を建てるときの費用ですが家が建ってから全額支払うわけではなく、着手金、中間金、最終支払い金と何回かに分けて支払うことになります。

そのため住宅ローンもまとめて受け取るわけではなく、支払いのタイミングに合わせて何回かに分割して受け取ることになります。(これをつなぎ融資というらしい)

ローンの返済は住宅ローンを全額受け取ってから発生するのですが、着手金から最終支払い金までの間はローンの返済とは別につなぎ融資の費用として銀行に費用を支払う必要があるようで、その費用となります。

祭事費用

地鎮祭や上棟式を準備するために必要な費用です。

建築現場への差し入れ

工事の期間中、工事現場にお菓子や飲み物を差し入れるための費用です。
差し入れの頻度や中身によって値段は変わってくると思います。

近隣へのあいさつ費用

工事や引っ越しのタイミングで近隣の家に挨拶に行くときの粗品の費用です。

収入印紙代

土地購入の売買契約書や建物の建設工事請負契約書に貼る印紙代です。
高額な契約になるため1枚10,000円の印紙が必要になります。

税金

不動産取得税(土地、建物)

不動産を取得した際に一度だけかかる税金になります。

土地、建物それぞれで必要になるのですが、申請をすると支払う金額を軽減できるので必ず軽減の申請をしてください!

その他諸費用

確認申請費

役所に提出が必要な書類が法的に問題ないか確認する「確認申請」をハウスメーカーに行ってもらうための費用です。

浄化槽申請手数料、浄化槽管理組合費、浄化槽放流同意書

松山市の場合、浄化槽を使って家庭の排水を川に放流しています。
浄化槽を使うにはいろいろと申請が必要みたいでそれらの申請を行うための費用になります。

最終桝引き込み工事費用

水道管を住宅に引き込むときに必要な費用となります。

引っ越し費用、廃品回収費用

これも忘れがちなのですが、新居ができた後に以前の家からの引っ越しにもお金がかかります。我が家のように5人家族だと荷物もすごい数になるのでこの辺の費用もあらかじめ計算しておくとよいですね。

また新居では使わない家具がある場合、量が少なければ自分で廃棄できるのですが量が多い場合は廃品回収を依頼することになるのでこちらにもお金が必要になります。

まとめ

私たちの場合、土地・住宅本体以外の費用で約700万円が必要ということでした。

自分たちが用意できる金額から、あらかじめこれらの金額を除いた額で土地や住宅を検討しないと、家を建てた後に予算が足りずに外構工事ができないなんてこともありますので、あらかじめ予算配分をしっかりと考えておくことが大切です。

どのハウスメーカーでもこのあたりの費用は最初に提示してくれると思うのですが、心配でしたら早めに住宅以外の費用についても聞いてみるとよいかもしれません。

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